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【怒りのハマちゃん】「昭和かい!」と叫びたくなる突貫工事の現場

その他

2025.07.04

 事務所から最寄り駅までの道中にある、あの問題だらけの流通センター建設現場。いよいよ最終盤の追い込みなのか、日が暮れても照明を焚いて作業を続けています。思わず「昭和かい!」と突っ込みたくなる、そんな光景が目の前に広がっています。

定植のタイミング、知ってるよね?植木屋さん…

 外構工事と並行して植栽工事も進行中。通路脇にアベリアが植え込まれているのを見て、「え、いま?この時期に?」と、目を疑いました。
夏場の定植はご法度。根付きも悪いし、管理の手間もかかる。
これ、植木屋なら常識でしょう?
思わず、「植木屋わかってるやろ!」と声を出したくなる場面。

いやいや、これは植木屋の問題じゃないかもしれません。こんな時期に定植させているのは、元請の都合優先、現場の段取りの問題。やってはいけないことを平気でやらせる管理体制がここにはあるのです。

「突貫工事」って死語じゃなかったの?

そもそも、今どき「突貫工事」なんて言葉、死語だと思っていました。
でも、この現場では、まだその精神が息づいているようです。

日が落ちても、作業をやめない。
最終週は「間に合わせろ」「なんとしても引き渡しを」の号令で、
施工の質も、職人の身体も置き去りです。

これ、誰のための工事ですか?

所長次第で現場の空気は変わる

思い返せば、着工当初からこの現場には数々の問題がありました。
安全管理も、衛生管理も、街並みへの配慮も後回し。

いくら大きな仕事でも、やるべきことをきちんとやらなければ、
「次の仕事」なんて来るわけがない。

でも、どうやらこの現場、南側の大規模開発を控えているようで、
「大きな仕事」の看板を餌にして、無理を通そうとしているように見えてなりません。

現場の空気は所長の姿勢ひとつで変わります。
所長が現場を見ず、ただ「工程」や「予算」ばかりを見ているようでは、
職人は疲弊し、仕事の質は落ちていく一方です。

声を上げよう、職人のみなさん!

私は願っています。
この現場で働く作業員の皆さんが、もっと声を出してくれることを。

「これじゃダメだ」
「このやり方は間違っている」
「もっと安全にやりたい」
「納得できる仕事がしたい」

その声が、現場を変えていく。
それが、現場の「力」=現場力(レジリエンス)だと、私は信じています。

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