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心理的安全性について(1)

心理的安全性およびコンサルタントの役割説明

2025.07.10

 巷では話題になっている『心理的安全性』ですが上手く伝わっていない、どうしたらいいのかわからないなど、なかなか伝わっていないのが現状です。私も、この『心理的安全性』を世に出したAmy C. Edmondson(エイミー・C・エドモンドソン)教授の「恐れのない組織」「チームが機能するとはどういうことか」などに触れるとともに、教授の論文について大学院時代に読んだりしながら考えてきました。現在も関係書物が出版されるたびに購入し読み漁っています。

 今回は、その読み漁ってきた本を私の主観でまとめて皆さんにお伝えしようと思います。少しでも『心理的安全性』が分かってきたと言っていただけるように、わかりやすい言葉で書いていきます。

まずこれだけは押さえなければいけないポイント

『心理的安全性=仲良しグループではない』 

ということです。

そしてもう一つ

『心理的安全性はスタートライン』 

を忘れてはいけません。企業の土台になる根幹が『心理的安全性』です。

『心理的安全性』の提唱者である、ハーバード大学ビジネススクールで組織行動学教授であるエドモンドソン教授の提唱している概念は「対人関係においてリスクある行動を取っても、「このチームなら馬鹿にされたり罰せられたりしない」と信じられる状態」としています。

自分らしく自分を出しても周りが認めてくれる、問題点があればその場で話し合える状態です。どうですか、会議があってもなかなか自分の意見が言える状態になっていないのでは、何時も発言する人は同じでは、あの意見はちょっと違うと感じても発言できていないのでは、そのような状態では『心理的安全性』があるとは言えません。なかなか会議での発言は難しいですが、自分の思いは口に出さなければ分かりません。それが出来るまで高めていく土台が『心理的安全性』になります。

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