
●構造の明確化
やるべきことが、言葉で表されていれば迷いなく行動が可能になります。構造が明確になっていないとあいまいな形であり、上司への忖度など違う方向へ進んでしまいます。
就活のレクチャーで、「皆さんのやりたいことが出来る会社です」などあいまいな表現で就活生に対して話していると、「総務には興味がありません、営業がしたくて入社しました、辞めます」??
個人の願いだけで会社の組織は決まるものではありませんが、就活時に「わが社の新入社員は一律雑用からすべてを経験し、配属先を決めます」と言っておけば、『構造が明確』であり、嫌な人はこの会社を選びません。理解したうえで入社した新入社員は、求めている配属先にえらばれるように頑張ります。

コンサルタントも同じで、講師には教える項目について経験5年以上が条件とすれば、経験はないがインストラクター教育を受けて講師になろうという輩は現れません。人を教える立場を理解して教えることが求められるという構造の明確化です。
構造が明確であれば、その中でどのように振舞えば良いかが理解できるので、上司の顔色をうかがう、忖度するなどを行う必要がなくなり、やるべきことを行い、言うべきことを言えます。そしてもし間違っていてもチームの誰かから『これ間違っているよ、ここはこうだよ』と基準に沿ったルールに合ったフィードバックを得ることが出来ます。
ルールがあるから全力プレイができる
職場で働く構造(ルール)を明確にする