
「レジリエンス」という言葉を聞くと、
「何か大きな困難を乗り越える力」だと思われるかもしれませんが、
実は日常生活の中でもちょっとしたトラブルにどう対応するかが、レジリエンスの大切な一部なのです。
■ 電車が止まるというトラブル
例えば、先日の出来事です。
私の娘が通勤途中に乗っていた電車の前を走る電車が鹿と衝突して緊急停止するというトラブルが発生しました。
結果として、娘の乗っていた電車も動けなくなったのです。
こうした場面、実際に遭遇したらどうしますか?
「ただ待つ」ことも一つの方法かもしれませんが、
👉 状況を見て柔軟に対応する力=レジリエンスが問われる瞬間でもあります。
■ 状況を踏まえた対応力(レジリエンス)
電車が止まってしまったとき、どこで止まるかによって対応方法は大きく変わります。
例えば、もし宝塚駅で止まったのであれば、
- 宝塚始発のバス路線が自宅近くを通っているため、バスへの切り替えが可能です。
- 徒歩で別の路線の駅に向かうことも検討できます。
一方、駅と駅の間で止まってしまう場合は、
- 車内で運転再開を待つしかない
- 状況に応じて、鉄道会社の案内を待つ
など、また違う対応が求められます。
つまり、
「この場所なら何ができるか?」
「今の状況で最善の方法は何か?」
を考え、行動を決めることがレジリエンスなのです。
■ レジリエンス=その場で考える力
よく「レジリエンス=困難に負けない心」と言われますが、
本質は「その場で考えて行動を変えられる柔軟性」だと私は思います。
つまり、
- 「こうなるはずだった」ではなく、「今、どうすべきか?」
- 「仕方ない」ではなく、「他の方法はないか?」
そう考えられるかどうかが、レジリエンスです。
■ まとめ:レジリエンスは日々のトラブルで鍛えられる
電車が止まる、予定通りにいかない、
そんな「小さなトラブル」は誰にでも起こります。
だからこそ、
- その都度「どうするか?」を考える
- 違う方法を柔軟に探してみる
こうした行動がレジリエンスを育てるトレーニングになります。
そして、その日々の積み重ねが、
人生のもっと大きな困難に直面したときにも
きっとあなたを支えてくれるのです。