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知っておきたい「熱中症後遺症」― 半年続くこともある影響

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2025.08.22

夏になると必ず話題に上がる「熱中症」。
私たちはよく「水分補給を忘れずに」「涼しい場所で休んで」と耳にしますが、実は 一度重い熱中症になると、回復してからも後遺症に悩まされることがある のをご存じでしょうか。

熱中症後遺症とは?

熱中症は軽症であれば休養と水分補給で改善します。
しかし 中等症以上 に進んだ場合、回復後も体に影響が残るケースがあります。

よく見られる後遺症の例

  • 強い疲労感が取れない:数か月にわたって日常生活に支障が出る
  • 頭痛・めまいが続く:仕事や勉強に集中できない
  • 記憶力や注意力の低下:軽い認知機能障害のような症状
  • 発汗異常:汗が出にくくなる、あるいは異常に汗をかく
  • 体温調整が苦手になる:少しの暑さで具合が悪くなる
  • 睡眠障害:寝付きが悪い、途中で目が覚める

中には「半年近く続いた」という報告もあり、軽視できません。

なぜ後遺症が出るのか?

大きな理由は 脳の体温調整中枢(視床下部)へのダメージ です。
熱中症では体温が40℃近くまで上がることがあり、その高熱によって視床下部が障害を受け、体温や自律神経のコントロール機能に異常が残ってしまうのです。

事例から学ぶ

  • 事例1:30代男性・建設現場作業員
     炎天下での作業中に中等症の熱中症を発症。救急搬送され一命はとりとめたが、その後3か月間、強い倦怠感と頭痛が続き、復職が遅れた。
  • 事例2:高校生・運動部員
     夏合宿中に倒れ救護。意識は戻ったものの、その後半年間、体温調節が苦手となり「夏になると外出が怖い」と感じるようになった。
  • 事例3:60代女性
     庭仕事で倒れ救急搬送。退院後、異常な発汗と睡眠障害に悩まされ、日常生活のリズムを取り戻すのに半年以上かかった。

初期対応が後遺症を防ぐ

熱中症後遺症は 中等症に至ってからでは遅い ことが多いのです。
だからこそ、初期段階での処置が決定的に重要です。

  • 「めまい・立ちくらみ」「筋肉のけいれん」など 軽い症状が出た時点で休む
  • 水分+塩分を補給する
  • 涼しい場所へ移動し、体を冷やす

これらを徹底することで、重症化を防ぎ、後遺症のリスクを大きく下げることができます。


まとめ

熱中症は「治ればそれで終わり」ではありません。
一度大きなダメージを受けると、 半年近く体調不良に悩まされることもある のです。

「今日は少し暑いけど大丈夫だろう」
そんな油断が命取りになるだけでなく、未来の自分を苦しめる原因にもなります。

この夏もどうぞ油断せず、早め早めの行動で体を守ってください。

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