
今日は安全パトロールに向かう途中で、ちょっとした“やらかし”をしてしまいました。
午前中に1か所を回る予定で、いつもより早めに家を出発。予定より一本早い電車に乗れたまでは良かったのですが、ここで油断。
ヘルメットなどを入れたバックを網棚に載せてしまい、乗り換え時に忘れて降りてしまったのです。
次の電車に乗ってしばらくしてから「あっ!」と気づく。
本来ならば安全パトロールで必須のヘルメットを失ったら、その時点で業務は続行不可能。安全活動どころか、自分自身の信頼に関わる大問題です。
幸いにも、乗っていた電車の終点と、今乗っている電車の経路が交差する駅があることを思い出し、すぐに対応ルートを頭の中で組み立てました。そこから乗り換えを重ね、終点駅で無事にバックを回収。事なきを得ました。
これはヒヤリハットか?
ヘルメットを失う可能性があった、つまり「作業に支障が出る寸前の事例」。まさしくヒヤリハットの一例です。
「忘れ物」は一見、労働災害と直接関係がないように思えるかもしれません。しかし、安全活動の基盤である装備の欠落は、巡り巡って現場の安全を揺るがす危険要素となります。
そしてレジリエンス
ただ、今回は「どうすればリカバリーできるか」が瞬時に思い浮かびました。
終点と路線の交差関係を思い出し、行動に移せたことで結果的に業務を継続することができました。
これはまさに「レジリエンス=対応力」が発揮された場面といえるでしょう。
教訓
- まずは「忘れ物をしない仕組み」が基本(降車前に“指差呼称で持ち物確認”)。
- それでもトラブルはゼロにはならない。そんな時、どう回復するかを考え実行できる力が大切。
- ヒヤリハットとレジリエンスは、表裏一体で安全活動を支えています。