
安全衛生管理計画書という言葉を聞くと、「うちはそんな大企業じゃないから関係ない」と感じる方も多いかもしれません。
確かに、製造業を中心とした中堅以上の企業では、ISO45001や旧OHSASなどの安全衛生マネジメントシステムを導入しているところが多く見られます。社内独自でマネジメントシステムを運用している会社も増えてきました。
しかし、従業員100名以下の中小・零細企業となると、これらのシステムを導入している企業はごくわずかです。
実際には、システムを導入しなくても「安全衛生管理計画書」を作成し、年間を通じて計画的に安全衛生活動を進めることで、同じようにPDCAを回すことが可能です。
私が顧問を務めている企業では、すべての会社に「安全衛生管理計画書」を導入していただいています。
これは単なる書類づくりではなく、「計画的に安全衛生活動を進め、毎月の安全衛生委員会でその進捗を確認する」ことを目的としています。
まさにPlan(計画)→Do(実行)→Check(点検)→Action(改善)のサイクルを地道に回すことが、事故ゼロや快適職場づくりへの最短ルートです。
特に、年度の上期(4月~9月)は一つの区切りになります。
9月末には「上期の振り返り」を行い、実行できなかった項目や未達成の目標を明確にして、10月から始まる下期に向けて修正・改善を行うことが大切です。
濵口労働安全コンサルタント事務所では、この「上期の振り返り」に合わせた安全衛生管理計画の監査とアドバイスを行っています。
客観的な視点から、計画と実行のズレを見つけ、次の一歩に繋がる具体的な改善提案をさせていただいています。
安全衛生は、一気に大きく進歩するものではありません。
「コツコツと積み上げていく」ことが、一番の近道です。
まだ計画書を作成していない企業の皆さま、ぜひこの機会に「安全衛生管理計画書」を作ってみませんか?
現場に合った形で、無理なく続けられる仕組みづくりをお手伝いします。
お手伝いは、濵口労働安全コンサルタント事務所にお任せください。