
近頃、政治に対する失望感が広がっています。特に目立つのは「世代交代が進まない」こと。表向きは若返りをうたっていても、実際には高齢のベテラン議員たちが幅を利かせ続け、国民の生活よりも党内の力学や既得権益が優先されている――そんな危機感を私は強く持っています。
党内ルールと“例外だらけ”の現実
自民党には「比例代表の公認は73歳未満を原則とする」といった内規があります。しかしこのルールは“原則”に過ぎず、例外や特例がいくらでも認められることで、実際の世代交代は進んでいません。つまり形だけの若返り策に終わっているのです。
なぜそれが問題なのか
- 政策が現場の実情に追いつかない
高齢化した政治家中心の議論は、最新の社会課題(働き方、デジタル化、若年層の生活感覚など)を実感として分かっていません。結果、現場の声が政策に反映されにくくなります。 - 既得権益の温存
派閥や利権を守るための采配が優先され、長期的な国益より短期的な利害が優先される。これが「国が食い物にされる」構図を助長します。 - 信頼の喪失
世代交代が進まない政党に対しては国民の支持が離れ、政治不信が深まります。
麻生氏に象徴される“老害政治”
その最たる象徴が麻生太郎氏でしょう。
かつての経験を誇る一方で、今や国民感覚からかけ離れた発言を繰り返し、政権中枢で影響力を保ち続ける姿は、老害政治そのものです。
新しい発想や若い人材が育たないのは、こうした長老たちがいつまでも“上”に居座っているからです。
メディアもまた責任を問われる
そして、もっと情けないのはメディアです。
終わりが見えている老害政治を前にしても、
麻生を叩けない、権力に怯えるメディアは要らない。
本来、権力を監視し、真実を伝えるのが報道の使命のはずです。
それを果たせないなら、存在価値はありません。
スポンサーと政治の顔色ばかり伺う報道機関が、国民の信頼を失うのは当然です。
変える力は私たちの側にある
政治を変えるのは、政治家ではなく国民です。
選挙で声を届け、行動で意思を示すことでしか、
この「老害政治」から日本を取り戻すことはできません。
未来を奪う世代ではなく、未来を託せる世代にバトンを渡す時です。