
令和8年(西暦2026年)が始まり、17日目。
1月17日――「1.17」と聞くだけで、私はあの日を思い出します。
目次
阪神・淡路大震災の記憶
阪神・淡路大震災が起きたのは、月曜日でした。
その日、私は佐賀県の県営スタジアム照明鉄塔工事へ向かう予定でした。
揺れは、家が菱形に見えるような、今まで経験したことのない感覚でした。
引っ越してまだ1年も経っていない時期で、子どもたちはまだ小さく、
長女が赤ちゃんだった弟を必死に守っていた姿は、今でも忘れられません。
余震が続くなか、リビングに布団を敷き、
頭の上には靴を置いて眠りました。
「いつ、また揺れるかわからない」
その恐怖の中で迎えた夜でした。
東日本大震災で感じた「備えの力」
東日本大震災は、茨城県鹿嶋市の工場で経験しました。
工事の最盛期で、仮組ヤードには約3,000トンにもなる橋桁が並んでいました。
しかし、一本も倒れることはありませんでした。
すべてが確実に固定されていたからです。
建物の被害も比較的少なく、周囲の道路状況を確認したうえで社員を帰宅させ、
私自身も寮へ戻りました。
幹線道路が大きくうねり、ユニクロの駐車場にコンテナが流れ着いている光景を見たとき、
「自然の力の前では、人は無力になり得る」
そう強く感じました。
二度の大震災を経験して思うこと
私は「大震災」と呼ばれる災害を、二度経験しました。
その経験から、はっきり言えることがあります。
備えがあるかどうかで、結果は大きく変わる。
これは精神論ではありません。
実体験からの、事実です。
最低限、これだけは備えてほしい
災害時、すぐに行政の支援が届くとは限りません。
最低でも「一人3日分」を目安に備えてください。



① 水
- 1人1日3リットル × 3日分(9リットル)以上
- 飲料用+簡単な調理用を想定
※夏場や高齢者がいる家庭は、余裕をもって準備を。
② 食料
- レトルト食品、缶詰、アルファ米など
- 火を使わずに食べられるものを中心に
- 普段から食べ慣れているものがおすすめ
③ 照明・電源
- 懐中電灯、ヘッドライト
- 乾電池、モバイルバッテリー
④ 身を守るもの
- 靴(ガラス・瓦礫対策)
- ヘルメット、防災頭巾
- 軍手
⑤ その他
- 常備薬、簡易トイレ
- タオル、ウェットティッシュ
- 家族の連絡先メモ
備えは「特別なこと」ではない
防災の備えは、難しいことではありません。
一度に完璧を目指す必要もありません。
- 水を1ケース多めに買う
- 食料を少し多めに備蓄する
- 寝る場所に靴を置く
それだけでも、立派な備えです。
最後に
災害は、忘れた頃にやってきます。
しかし、備えていれば、守れる命があります。
1月17日という日を、
「怖かった記憶」だけで終わらせず、
「行動につなげる日」にしていただければと思います。
どうか皆さんも、
万が一に備える準備を、今日から始めてください。