
―「2ヶ月の壁」をどう乗り越えるか―
公共工事の現場に入ると、最近は景色が変わってきています。
・社会保険に入っていないと入場できない
・CCUSの登録が当たり前
・偽装一人親方は排除される
一方で、民間工事の現場ではどうでしょうか。
「コストが厳しいから一人親方で」
「短期間だから請負で」
そんな声が、まだまだ聞こえてきます。
しかし令和8年4月以降、この“差”は許されなくなります。
■公共工事は「正しい姿」を先取りしている
公共工事ではすでに、
・労災特別加入
・国保・国民年金
・実態が労働者なら雇用契約
これがスタンダードになっています。
これは国が、
社会保険にも入れない働き方は、公共事業にふさわしくない
と明確に示しているということです。
■実務で悩む「2ヶ月の壁」
現場では必ずあります。
「ちょっと人手が足りない」
「この期間だけ応援が欲しい」
そんなときに有効なのが、はまちゃんが現役時代から実践してきた
一時雇用契約です。
・2ヶ月以内の短期雇用
・雇用保険のみ加入
・社会保険は適用除外
これならコストを抑えながら、法令も守れる。
一方で、最初から長期になると分かっているのに請負契約にする。
これが「偽装一人親方」の正体です。
■民間工事も、いよいよ逃げ道がなくなる
法改正後、民間工事でも一人親方に事故が起きれば、
・安全配慮義務違反
・労働安全衛生法違反
・損害賠償責任
これらを同時に負う可能性があります。
コスト削減のつもりが、会社の存続リスクになる。
それがこれからの時代です。
■正しい契約が、会社を守る
2ヶ月以内なら短期雇用。
長期なら社会保険に入れて正規雇用。
これが、会社を守る鉄則になります。
次回は最終回。
「一人親方」とどう向き合うべきか、その処方箋をまとめます。