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2026年4月の法改正、もう始まっています

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2026.02.09

──エイジフレンドリー補助金を「今」使うべき理由

2026年(令和8年)4月から、高年齢労働者への配慮が、これまで以上に企業に求められる時代になります。
背景にあるのは、改正労働安全衛生法の施行です。

これまで「望ましい」とされてきた高年齢者への安全配慮が、今後は努力義務として明確に位置づけられます。
つまり、
「やっていなくても仕方ない」では済まされなくなる、ということです。

その一方で、

対策は必要だと分かっているが、コストが気になる

という声も、顧問先の皆さまから多く聞かれます。

そこで、ぜひ知っておいていただきたいのが
エイジフレンドリー補助金(令和8年度・2026年度)です。


なぜ「今年」動く必要があるのか

理由は大きく3つあります。

① 法改正は「これから」ではなく「もう目の前」

2026年4月以降、万が一労災が発生した場合、
「高年齢者にどのような配慮をしていたか」が、これまで以上に問われます。

転倒防止、暑さ対策、作業負担の軽減。
これらは今後、「やっていれば評価される」ではなく、
「やっていなければ問題視される」領域に入っていきます。

② 補助金は“早い者勝ち”

エイジフレンドリー補助金は、例年
予算上限に達し次第、受付終了となる傾向があります。

「もう少し考えてから…」としている間に、
使えなくなるケースも少なくありません。

③ 実質負担は約20〜50%まで下げられる

内容によっては、
自己負担2割程度で、現場改善まで進めることが可能です。


令和8年度 エイジフレンドリー補助金の全体像

2026年度は、補助金が3つのコースに整理され、使いやすくなっています。

① 専門家総合対策コース(最もおすすめ)

このコースが、特に専門工事業の方に向いています

  • 専門家による現場診断・リスクアセスメント
  • 診断結果に基づく設備導入
  • コンサル費用は 4/5補助(最大100万円)
  • 設備導入費は 1/2補助(最大100万円)

「何を入れればいいか分からない」という状態から、
根拠をもって改善できるのが最大のメリットです。

② 熱中症対策コース

高年齢労働者にとって、熱中症は命に直結するリスクです。

  • ファン付き作業服
  • スポットクーラー
  • ウェアラブル端末(心拍・体温管理)
  • 休憩所の冷房設備 など

現場の実情に合わせた導入が可能です。

③ 運動指導コース

転倒・腰痛予防を目的とした、専門家による運動指導が対象です。
体力低下への“予防的投資”として活用できます。


「専門家総合対策コース」が特に有効な理由

このコースの本質は、
設備を買う補助金ではなく、「判断を間違えないための補助金」である点です。

濵口労働安全コンサルタント事務所では、

  • 現場を見て
  • 作業の流れを確認し
  • 高年齢者にとって本当に負担となっているポイントを整理した上で

必要な対策だけを提案します。

結果として、

  • 形だけの対策にならない
  • 効果のない設備を買わずに済む
  • 労災防止の説明責任が果たせる

という実務的なメリットにつながります。


これからのスケジュール感

あくまで例年ベースですが、流れは次のようになります。

  • 2〜3月:現場の課題整理、導入内容の検討
  • 4月上旬:公募要領の正式発表(厚生労働省)
  • 5月頃:申請受付開始
  • 採択後:設備導入・コンサル実施

ポイントは、
公募が出てから考えるのでは遅い、という点です。


まとめ:これは「補助金の話」ではありません

この補助金は、

  • 法改正への備え
  • 労災リスクの低減
  • 高年齢者が安心して働ける職場づくり

を、現実的な負担で進めるための手段です。

「うちはまだ大丈夫」
そう思える今だからこそ、準備ができます。


ご相談について

エイジフレンドリー補助金の活用、
現場診断、業種別の具体的対策(足場作業・倉庫作業・屋外作業など)については、
濵口労働安全コンサルタント事務所まで、お気軽にご相談ください。

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