濵口労働安全コンサルタント

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【日常のレジリエンス】エレベーターの中でも発揮される柔軟な思考法

こんにちは。
今日は、日常の中に潜んでいる「レジリエンス」について、エレベーターの中での出来事をもとに考えてみたいと思います。

■ エレベーターの中での気付き

お昼休みに近くの喫茶店で軽食をとり、事務所に戻るためにエレベーターに乗りました。
乗っていたのは以下の4人です。

  • 14階で降りる女性
  • 16階で降りる女性
  • 20階の私
  • そして、2階から乗ってきた女性(15階で降りる)

この2階から乗ってきた女性は、入り口の近くでスマホを操作しながら立っていました。
特に問題ないようにも見えますが、先に降りる14階や15階の女性のことを考えると、位置が問題です。

入り口近くに立つということは、先に降りる人の進路をふさぐ可能性が高い
実際に、彼女は気付かないまま立っており、ドアが開いたときに後ろから降りようとした女性の動きでようやく気付いた様子でした。

■ レジリエンス的な思考とは?

さて、この場面。
「ただのマナー」でしょうか?
確かにそうかもしれません。でも、私はこれもレジリエンス的な行動の一つだと考えます。

なぜなら、レジリエンスとは単に「困難を乗り越える」だけではなく、
👉 状況を先読みして、自分と他者にとって最適な行動を取る柔軟な力
だからです。

私自身、エレベーターに乗るときには必ず

  • 自分はどこで降りるか?
  • 他の人はどこで降りるのか?
  • そのためにどこに立てばスムーズか?
    を自然と考えます。

これも、その場の状況を冷静に分析し、適応する力、つまりレジリエンスの一つといえます。

■ なぜ「立ち位置」がレジリエンスなのか?

エレベーターでの立ち位置は小さなことに思えるかもしれません。
ですが、この**「小さな工夫」**ができる人は、実は

  • 混雑時にスムーズに動ける
  • 他人と無用な摩擦を避けられる
  • 無駄なストレスを感じずに済む
    というメリットがあります。

つまり、先を見通して行動することで、自分も周りも快適に過ごせるわけです。

レジリエンスというと、「大きな困難にどう立ち向かうか」と考えがちですが、
実はこうした日常のちょっとした場面でも発揮されるものなのです。

■ まとめ:レジリエンスは日常に溢れている

今回のエレベーターの事例からも分かるように、
✅ 状況を読む
✅ 他人の立場を考える
✅ 柔軟に自分の行動を変える

こうしたしなやかな対応力が、レジリエンスの基本です。

ですから、「そんなことまで考えるの?」と言われることがあっても、私はこの思考を大切にしたいと思います。
むしろ、こうした考えが自然にできることこそ、これからの時代に求められるレジリエンスなのではないでしょうか。

■ 最後に:あなたの「日常のレジリエンス」を見つけよう

もしかすると、この記事を読んでくださった皆さんも、

  • 混雑した場所での動き方
  • 他人へのさりげない配慮
  • ちょっとした判断の工夫

など、日常の中ですでにレジリエンスを発揮しているかもしれません。

「レジリエンス」と聞くと特別な力のように思うかもしれませんが、実は日々の行動や考え方の中に根付いているのです。

あなたもぜひ、日常の中のレジリエンスを意識してみてください。
それが、いざという時の「本当のレジリエンス」を支える土台になるはずです。

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