いたるところで猛暑日!熱中症は予防できる
7月22日月曜日、近畿地方はすべて『熱中症警戒アラート』が発表されています。このような環境下でも作業を屋外で行うのが建設業になります。
熱中症対策が進んでいるのも建設業です。空調服は当たり前になり、職種によっては短パン、半袖、レギンスにクールネックを着用しています。熱中症対策として服装も進化しています。
しかしながら、基本は水分塩分補給と睡眠時間です。毎年、熱中症教育を実施しています。そこで五月蠅うほど話すのはこの2点です。汗は、何でできているかご存じですか?「水分でしょう」そのとおり水分ですが、その水分はどこから来ているのか、血液に含まれる水分が血管から染み出し汗腺を通して出ているのが汗になります。血液が濃くなることを防ぐためにも水分補給が必要になります。その汗とともに血液に含まれるミネラル分も一緒に出てしまうため、めまいなどの症状が現れます。それを防ぐために塩分補給も必要となります。
ここで人体の不思議があります。暑熱順化です。暑さになれることですが、汗に含まれていたミネラル分は体が暑さになれる暑熱順化すると体内に再吸収されるようになります。必要なものは汗として出る前に血管に再吸収されるのです。人間のからの不思議と言えます。
熱中症予防は、水分塩分補給です。朝食を摂ること、寝起きの前脱水状態からの脱出には不可欠です。そして、定期的な水分塩分補給です。喉が渇いてから飲むのでは遅いのです。定期的に補給することです。朝礼が終わり現場に行く前にコップに1杯、休憩するときに1杯、休憩化が終わり現場に行く前に1杯と飲むことが重要です。そして、休憩回数を増やすことです。午前午後1回であった休憩を2回に増やす。休憩時には体を冷やすことが大切です。
2点目は睡眠時間です。寝るという行為でしか休めないのが脳になります。あの大谷翔平選手は8時間以上必ず寝ることであの成績が維持されているのです。自分なりのパフォーマンスを継続的に維持するために必要なのが睡眠時間になります。体か疲れる=脳も疲れています。脳が疲れると、判断が遅くなり事故の原因にもつながります。熱中症しかりです。水分補給が疎かになるなどの影響が出ます
熱中症は予防が可能な災害です。8時間睡眠、定期的な水分塩分補給です。