四国八十八か所歩き遍路旅 7
四国八十八か所お遍路の旅での二回目の宿坊での宿泊は第二十六番札所金剛頂寺でした。この金剛頂寺はお遍路さんの中では泊まるべき宿坊と言われています。
なぜそのようなことを言われるか?食事が一般旅館以上でお風呂も温泉の大浴場です。泊まる値打ちのある宿坊です。お遍路されるのなら泊まってください。
写真は、第二十七番札所神峯寺途中の写真と、神峯寺と神峯神社です。神仏同居です。明治時代に神仏分離が実施されましたが、ここでは未だに同居です。以前はこのようにお寺も神社も一緒になっていたのでしょう。この神峯寺は『真縦(まったて)』と言われる高知では最も厳しいお寺です。寺までは3.3kmでそのうち1.3kmは『真縦(まったて)』勾配45度の急坂です。
なので、荷物は下の地場産品販売所「神峯」さんで預かってもらいます。神峯寺への道は舗装されている道路がほとんどですが、その舗装道路が下りには足を痛める要素となります。ここで膝を痛めてリタイヤする方が多くおられます。また、足が前に前にずれるため、豆が出来るのもこの神峯寺です。
【お遍路のリスクアセスメント その1】
お遍路を行うに当たり、どのようなハザードがあるのかリスクアセスメントを行ってみます。本当はお遍路を行う前に、計画時点で行うのがリスクアセスメントですが・・・今回は、経験をもとに行います。(笑)
1.靴 ①靴擦れ 歩く速度が落ちる 稀にある 予め慣らし履きする
②豆が出来る 歩く速度が落ちる たまにある 慣らし履き・テーピング
③足首、膝を痛める リタイアする 稀にある 舗装道・山道で靴を変える
お遍路道は、6から7割近くが舗装道路、残りが山道です。山道ではトレッキングシューズが有効ですが舗装道はウォーキングシューズが有効です。二足もって行く方法もありますが、荷物は少なくすることが大切なので、通し打ちをされるのであれば、ウォーキングシューズが良いと思います。靴を選ぶときは、夕方実際に履いて選ぶこと、大きさは通常の大きさの1cm程度大きいものを選びます。お遍路用のウォーキングシューズも発売されています。