四国八十八か所歩き遍路旅1
ご安全に!お遍路(歩き+公共交通機関併用型)での通し打ちを結願しました。二月十三日から三月九日の二十五日間、毎日、毎日、歩け、歩けのお遍路旅でした。
この旅に行くにあたり、考えていたのは歩きながら安全についてゆっくり考えようと思っていました。それが、なかなかそんな余裕が持てる日が来ませんでした。
☜この写真は、一番札所霊山寺前で撮影したものです。この時はやる気満々でした。一番札所から十一番札所までは十番札所の切幡寺以外は、ほぼ平地にあるお寺で、二日で回ることが可能です。
十二番札所焼山寺への遍路道を『遍路転がし』と呼ばれています。お遍路の最初の難所と呼ばれています。ここで、諦める方も多いと言われます。
【お遍路の基礎知識1】
一番札所から順番に八十八番札所へ巡るのが“順打ち”と言われる回り方(時計回り)、反時計回りに回るのが“逆打ち”と言います。
※お寺を参拝することを、打つと言います。
一番から八十八番まで打つことを、“通し打ち”と言い年間で三千人程度が行っていると言われ、外国人の方も多くが“通し打ち”を行っています。
ツアーで、一番から五番までを回るツアーがありますが、このような周り方を“区切り打ち”と言います。現在のお遍路の多くはこの“区切り打ち”で回っている方々です。ツアーで回る方、個人で区切り場所を決めて回っている方がおられます。
“逆打ち”は何度か通し打ちを経験してから実施する方がいいです。お遍路の道標は“順打ち”用に設置されているため、“逆打ち”では道標が探しにくいため、道に迷うことが多いと言われています。今回のお遍路で私も二度ほど“逆打ち”で道に迷ている方にお会いし、道を教えました。《お遍路の安全》白衣は、お遍路さんの正装です。この姿で歩くことで周りの方からの安全が担保されます