CONTENTS コンテンツ

日焼けは皮膚だけではありません

ブログ

2026.05.14

― 目の日焼けにも注意しましょう ―

夏になると、多くの人が「皮膚の日焼け」を気にします。腕が赤くなる、首がヒリヒリする、顔が黒くなる。こうした日焼けは目に見えるため、対策しようという意識が働きます。

しかし、日焼けするのは皮膚だけではありません。目も紫外線の影響を受けます。
これを、一般的に「目の日焼け」と呼ぶことがあります。

目の日焼けとは、強い紫外線を浴びることで、目の表面にある角膜や結膜が炎症を起こす状態です。環境省の資料でも、紫外線による急性の影響として「紫外線角膜炎」、慢性的な影響として「白内障」や「翼状片」が挙げられています。

目の日焼けが起きると、次のような症状が出ることがあります。

・目が充血する
・目がゴロゴロする
・涙が出る
・まぶしく感じる
・目が痛い
・目を開けているのがつらい
・視界がかすむ

特に怖いのは、紫外線を浴びた直後ではなく、数時間たってから症状が出ることがある点です。環境省の資料では、紫外線角膜炎では、ばく露数時間後から目の激しい痛みや異物感を生じると説明されています。

建設現場や屋外作業では、上から降り注ぐ太陽光だけでなく、地面、コンクリート、鉄板、水面、白い外壁などからの反射光もあります。つまり、目は思っている以上に紫外線を受けています。

また、目が疲れると、集中力も下がります。まぶしさで目を細める、視界がぼやける、確認が遅れる。このような小さな変化が、つまずき、転倒、見落とし、合図の確認不足につながることもあります。目を守ることは、単なる健康管理ではなく、安全作業にも直結します。

対策はサングラスの使用

目の日焼け対策として有効なのが、UVカット機能のあるサングラスです。
日本医師会の資料でも、紫外線から目を守るためには、サングラスの着用が大切であり、特に横からの紫外線も入りにくい形状が望ましいとされています。

ただし、色が濃いだけのサングラスでは不十分です。大切なのは、色の濃さではなく、UVカット性能です。色が濃くても紫外線を防げないものでは、かえって瞳孔が開き、目に入る紫外線が増えるおそれがあります。選ぶときは、「UVカット」「紫外線透過率」などの表示を確認してください。

現場で使う場合は、次の点も大切です。

・UVカット機能があるものを選ぶ
・横から光が入りにくい形を選ぶ
・作業に支障のない明るさのレンズを選ぶ
・安全メガネや保護メガネとの使い分けを考える
・運転や重機操作では視界が暗くなりすぎないものを使う

サングラスに抵抗がある人もいるかもしれません。しかし、夏場の帽子、空調服、水分補給と同じように、これからは目を守ることも熱中症・夏季衛生管理の一部として考える必要があります。

皮膚の日焼けは見れば分かります。
しかし、目の日焼けは見えにくく、気づいた時には痛みや充血が出ていることがあります。

屋外作業では、肌を守る、体を冷やす、水分を取る。
それに加えて、目を紫外線から守ることも忘れないようにしましょう。

夏の安全対策は、皮膚だけでなく、目まで守って完成です。

この記事をシェアする