濵口労働安全コンサルタント

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兵庫労働局安全衛生労使専門家会議に出席してきました。

 先日、12月13日に専門家会議に出席してきました。兵庫労働局主催の労働者サイド、経営者サイド及び労働局長の指名した専門家が一堂に会し、労働行政についての意見交換会になります。

 私は、日本労働安全衛生コンサルタント兵庫支部の代表として、安全の専門家としての出席になります。

 今回の会議では今年から始まった第14次労働災害防止計画について、荷役災害について、転倒災害について、そして騒音障害についてが大きな議題となりました。荷役災害、転倒災害については近年問題となり知っておられる方も多いともいますが、騒音障害(健康障害になるので衛生関連です)については、今年の4月に厚生労働省から『騒音障害防止のためのガイドライン』が改定され、それを受け兵庫労働局も大きく取り上げられています。騒音障害による難聴は治ることがありません。年間300名近くが難聴として診断され、その52%が建設業となっています。知らず知らずのうちに忍び寄る健康障害が難聴になります。

 今回の会議においても、騒音障害対策用のリーフレットとして建設業向けの作成が必要ではとの意見が多数ありました。製造業では騒音の測定など場所の確定が可能であり、軽減対策も行いやすいのですが、建設業は移動産業であり騒音も移動します。建設業に沿った対策をリーフレットを作成し理解を広めることが課題です。私も今回の会議を契機に騒音について知識を深めたいと考えています。

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