安全意識の持続、ヒューマンエラーとは
令和6年そうそう、令和6年能登地震が発生し多くの方が亡くなる災害の年はじめとなりました。2日には日航機と海上保安庁の輸送機との激突事故が発生、3日には北九州市で商店街で大火が発生しました。
地震は自然災害であり予防することはできませんが、飛行機同士の激突事故、北九州での火災については防ぐことができるはずです。特に北九州の商店街の火災については、近くの旦過市場でおととし2回の大火が発生しています。大火のあった商店街、旦過市場ともに小倉駅北側ペデストリアンデッキ建設工事で1年余り過ごした時によく利用したお店もたくさんあるお世話になった場所になります。
旦過市場での大火で火災の恐ろしさは商店街では共通認識されていたと思いますが、今回また大火に見舞われました。
安全への意識は災害により高くなりますが、安全の日々が続くとその意識は下がってきます。これが商店街のように多くの商店がある場合、意識に差が出てきます。商店街で共通意識を持ていてもそこには差がどうしても出ます。二度とこのような大火を出さないためには、各店主の意識を高め維持することが求められます。安全は日々の積み重ねです。特に火を使用するお店は他の店舗以上に注意が必要になります。専門家の意見を聴くなど安全について見直しが必要になります。
羽田空港での事故は、今後の事故調査で原因ははっきりすることと思いますが、現時点では海上保安庁側のヒューマンエラーが取り上げられています。人は誰でもミスを起こす生き物です。事故の引き金になる結果がヒューマンエラーになりますが、原因はそのヒューマンエラーが起こった要因になります。誰しも起こし得るヒューマンエラーを原因と考えてはいけません。その背後になる要因が見えなくなり、同じ事故の要因となります。
令和6年は安全の基本を見直す年と考え、ヒューマンエラーについて見直しを行っていたところです。ジェームズ・リーズン『組織事故』を読み直しています。ヒューマンエラーについての論文も多く検索し読んでいいるところです。ホームページでヒューマンエラーについて話をしたいと考えています。
最後に、令和6年もよろしくお願いいたします。