濵口労働安全コンサルタント

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作業床40㎝以上 建設業では常識のはずが・・・

 以前からここで取り上げている、通勤途中にある流通センター建設工事です。悪いところばかり目につくと以前お話ししました。美点凝視、良いところを探そうとするのですが、あらあら、あらばかり目につきます。

 鉄骨建て方が終わり、外周に足場(鉄骨にクランプ止め)を設けているのですが、その足場が足場板1枚敷なんです。以前は、注意して上げたのですが、当社の安全担当が毎日安全巡視を行っており、指摘されるようなことはありません。との返事だったので。今回は労働局に直訴してやろうと考えています。

 この問題の前に、この現場の出入り口は大型車両が入りやすいようにカーブを設けています。その出入り口は歩道を切断する形のため、真っすぐだった歩道がその部分で、工事現場側に数メートル動きます。よくある光景なのですが、カーブの両端に照明用のポールを入れる工事を始めたため、歩道側へ一部浸食してバリケードが設置されました。支柱の設置完了後埋戻しまで終わり、あとは舗装だけになり、3週間ほったらかしでした。

 カッチときやので、歩道の管轄である建設事務所にメールをすると、建設事務所は現場を確認することなく元請けに連絡し、その返答が、2週間後を目安に舗装をしますとの返答でした。この入り口は坂道の途中にあるため、カーブしているだけで危険なのに、工事中のバリケードでリスクは高くなった状態がまだ2週間も続くのかと、建設局にメールをすると、その日のうちに舗装を施工しているではありませんか・・・

 土木工事を行っている皆さんなら、歩道を施工するに当たり仮舗装でも仕上げる。それが当たり前なのですが、この現場は建築現場であり、公共性の意識が欠片もありません。また、批判になりましたが批判しか出ない建設現場です。

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