濵口労働安全コンサルタント

ブログBlog

こぼれ話:スタッドレスタイヤと雪道の安全対策

近畿地方でも日本海側は豪雪地帯として知られています。内陸部でも年内には少なくとも10cm程度の降雪があることが珍しくありません。このような環境での冬道運転では、スタッドレスタイヤが欠かせません。しかし、タイヤ交換を怠ったり、雪道の特性を知らずに運転すると、思わぬ事故を引き起こすことになります。

ある雪の日、ノーマルタイヤを履いた車が坂道でスリップし、途中で立ち往生してしまった場面を目撃しました。その車が無理に動こうとした結果、タイヤ下の氷が滑り台のようになり、車が後退して後続車に衝突。完全に防げたはずの事故でした。

このような事態を防ぐためには、以下の点に注意が必要です。

  1. スタッドレスタイヤの装着を忘れない
     雪道ではノーマルタイヤは全く役に立ちません。早めのタイヤ交換を行い、路面に適した装備で運転することが第一歩です。
  2. 坂道では無理をしない
     雪や氷で滑りやすくなった坂道では、無理に進もうとせず、適切なサポートや除雪が終わるのを待つことが重要です。
  3. 「これくらい大丈夫」の油断をなくす
     雪道では小さな油断が重大な事故につながります。常に最悪の状況を想定し、安全な運転を心がけましょう。

雪道での運転は「無知」と「油断」が最大の敵です。スタッドレスタイヤの装着だけでなく、雪道の特性を理解し、冷静な判断で運転することが大切です。今年の冬も、雪道のリスクをしっかり把握して、安全運転を徹底しましょう。

お問い合わせはこちら
メール会員申し込みはこちら