濵口労働安全コンサルタント

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安全を科学するコンサルタント 

『安全を科学するコンサルタント』を掲げるのは、大阪大学大学院で心理学を学んだことによります。心理学を学んだことから、余計に安全を壊すのも人であれば最終的に安全を守るのも人であることを学んだと言えます。いくらロボット化が進んでも、ロボットを作るのが人であり、ロボットを動かすのも人です。壊れない機械はありません。機械が壊れた時に修理するのは人です。

だからこそ、人に目を向けて『安全を科学する』のです。ここで言う科学は『心理学』になります。人に目を向ける認知心理学の分野です。人の見ようと意識しないと見ることが出来ません。見なさいというときには『〇〇を見なさい』と指示しなけれは見ることが出来ないのです。認知心理学で有名な「バスケットゴリラ」の映像では、白チームのパス回数を数えてくださいと言われると、ゴリラが出て来て胸を叩いているのが見えないのです。人の注意はそのように出来ているのです。脳の処理容量に限界があるため、求められたもの以外は排除します。そのためパス回数に集中するとゴリラに目は向かないのです。見えていても。これが認知心理学です。自動運転技術の基礎も認知心理学になります。

前回のブログに書いた修士論文のように、質問紙や観察、面接によりデータを習得し統計的解析を行うことで、有効かを判断することも『安全を科学するコンサルタント』たる所以です。
コンサルタントとして学習を科学的に分析を行っています。小中高までいろんな試験で学習の評価がされています。社会人になってからの方が覚えなくてはいけない物が多くありますが、試験は免許取得だけではありませんか。その時には勉強しますよね。

建設会社の職員に対して、建設業における安全・衛生についてGoogleフォームを使った試験を実施し、各自のレーダーチャートを作成、傾向分析をを行っています。そして、学習法として一昨年はYouTube教育を実施しました。YouTube教育では外発的動機付けにしかならないためか、効果は限定的であり全体では効果は見られませんでした。

このように、教育の効果をGoogleフォームのテストで確認しつつ効果的な教育を行うのが『安全を科学するコンサルタント』です。むやみに教育を行うのではなく、その人に応じた教育が可能になります。動機付けを自分から行う『内発的動機付け』へどのように導くか、これも心理学を学んだコンサルタントだからできることです。

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