濵口労働安全コンサルタント

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お盆休み明けは、熱中症に注意!

 今年は、ゆっくりお盆休みを過ごしました。建設現場も今週一杯は休みの現場が多いのでは?関東地方は台風接近で急遽現場見回りを行っている方々もおられるかもしれませんね。現役時代は、台風待機で現場事務所に詰めることが多くありました。現在では、そのようなことは少ないでしょが、現場所長は台風が過ぎるまでは気が気ではありません。

 台風7号も明日には東北地方の太平洋沖へ進み、来週19日には皆さんも仕事に戻ることになります。今年の猛暑はまだまだこれからのようです。お盆休み前には、暑熱順化が完了して、かく汗も細かくてミネラル分も再吸収する体に仕上がっていたはずですが、お盆休みで4日以上現場環境と異なる場所で過ごしていると、暑熱順化は消えてしまいます。再度、暑熱順化を行う必要があります。

 テレビでも暑熱順化を取り上げていますが、お盆休みで順化が無くなることを話している番組を見たことがありません。人の体は神秘に満ちています。血管から染み出たミネラル分を暑熱順化した体は、再度体内に吸収します。そのような暑熱順化も4日以上休んでいると無くなり、再度、暑熱順化を体は始めます。

 この事実を知ることが、熱中症予防には重要です。一度、暑熱順化したら続くと考えていたら、お盆休み明けに強度の高い作業を連続して行って今うなどの愚行に走る可能性があります。

 再度、暑熱順化を行う身体を気遣ってあげてください。管理者は作業員に注意して下さい。

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