割れ窓理論
割れ窓理論においては、1枚の割れた窓ガラスを放置することが、犯罪増加につながると考えられており、犯罪が起こりやすい環境を除去することで犯罪を防止することの重要性を示しています。
東京ディズニーランドでは、クルーが絶え間なく掃除をしています。園内にゴミのない状態を作っています。もし割れ窓理論に当てはめると、ゴミが落ちている状態が放置されていると、心理的な罪悪感が薄れてしまい、自分も捨てても良いかとポイ捨てが発生しやすくなると考えられます。
5Sの清潔・躾が実施されていることになります。整理、整頓、清掃が絶え間なく実施される、清潔、躾が行われている。キャストだけでなくお客さんまでも躾けられているのかも
建設現場にも当てはまる『割れ窓理論』です。私はかなりの綺麗好きで、現場所長の時代も積極的に清掃を行って来ました。昭和の背中を見せて育てる教育のつもりはなかったのですが、所長がカラーコーンの配置が変更されれば集めて運ぶ、ゴミがあれば掃除する。特に事務所内の掃除は毎朝、掃除機をかけていました。いつしか、周りのみんなが掃除をするようになり、私の仕事が減っていきます。『割れ窓理論』の掃除版です。
ここで出てくるのが、いつもの建設現場です。二か所あった出入り口を1っか所にまとめ、停止線を無視した車両の誘導だけでなく、出入り口に設置されている、仮設ガードレールが損傷しても修理・修繕することもなく、倒れたまま(割れ窓状態)です。現場周りのゴミも増えつつあります。
かなり大規模工事なので、駐車場が多く必要で、近隣の農家遊休地を駐車場にしています。細い市道を使用するのですが、車両が増えて舗装が傷んでも補修もしないまま、周りの草も道路上まで覆ってもそのままです。安全な現場管理が出来ているのか・・・・