濵口労働安全コンサルタント

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現場安全パトロール!

 今週は、特に現場安全パトロールが多い週でした。火曜日から木曜日まで安全パトロール。月曜日は日本労働安全衛生コンサルタント会の総会が東京で開催され、出席してきました。例年より多くの会員も出席があり、意見も多く議事進行が予定通りに進みませんでしたが、元々、時間設定ありきの議事進行、通常どこの総会でもそうでしょうが、意見が多くあるのならば、今後開始時間を早めるなどの対策が必要になります。今回の総会までは理事の立場でしたが、理事を退任したので、今後は一会員として執行部へ意見を上げてきたいと思います。

 金曜日は、顧問先の安全教育を一日中実施しました。ワークショップを多くとりワイワイガヤガヤの教育でしたが、楽しんで安全教育を受けていただけました。昼一番の眠たくなる時間に、ワークショップを入れるのは正解ですね。寝る暇を与えないで全力で考えていただきました。

 そして、安全パトロールです。すべて異なる会社の安全パトロール。それぞれの会社の作業内容に応じて実施します。パトロールは簡単なようで難しい仕事になります。私の場合、前職時代に毎月多い場合は10現場、少なくても5現場程度安全パトロールを実施し、災害防止協議会の店社安全衛生管理者としてのパトロール、そして安全教育訓練では2時間程度の講師を、約6年間続けていました。

 公共工事の橋梁工事を中心にした安全パトロール、建築会社マンション補修工事の安全パトロール、鉄骨製作会社の現地工事安全パトロール、一般土木工事等多くの安全パトロールを経験してきました。現場の安全パトロールでは、その会社の求めているパトロールに合わせて指摘を行います。

 安全の基本をだけでなく、作業員の服装、作業行動、挨拶まで見ています。今回も近道行動を見ました。10時の休憩時間に作業員を集めていただき、近道行動についてお話をさせていただきました。『人間であるかぎり、本能として近道行動があります。本能なのでこれを止めることは難しく、注意をしてもやってしまうのが本能です。では、どうすればよいのか、今回は資材の一部が腰壁を乗り越えなくてはいけない場所に置かれているから出た本能であり、資材を手前に置くことでなくなります。壁を乗り越えるリスクは躓き転倒、転落などのリスクがあります。めったに起きないかもしれませんが、リスクは排除できる限り排除してください』と話しました。

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